花街の紹介

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• 浅草花柳界

• ◇地名の由来◇
  浅草の地名の由来は定かではなく、一説では草深い武蔵野で、あまり草が生えていない場所の意味から来ていると言われている。
  
  浅草の浅草寺は、東京都内最古の寺であり、山号（仏教の寺院に付ける称号）は金龍山。 画像の雷門の提灯の上にも「金龍山」の文字があるのはそんため。尚、雷門の正式名称は、「風神雷神門」（ふうじんらいじんもん）」であり、門に向かって、右側に風神、左側に雷神が配されている。
  
  
  ◇組合HP◇
  東京浅草組合　 http://www.asakusa-kenban.jp/
  
  
  ◇花街の特徴◇
  １．東京有数の観光名所に位置しており、地域の催し物が非常に多い。中でも5月の三社祭は3日間で150万人の来場者数をほこる。
  参照比較：日本最大の同人誌即売会「夏のコミックマーケット」も同じく3日間の開催であるが、来場者数は55万人と言われており、三社祭はその3倍弱の規模だと分かる。
  ２．最高齢の現役芸者（地方）のゆう子姐さん(2015年時点で93歳）が在籍しており、国際的にも名前が知れ渡たる存在となっている。
  ３．幇間（ほうかん）と呼ばれる、宴席やお座敷などの酒席において、自ら芸を見せ、芸者・舞妓を助けて場を盛り上げる役割の芸者が存在する。別名、太鼓持ち・男芸者などと呼ばれ、一般的には男性の職業となる。ただし、2015年現在、女性の幇間も存在する。浅草のみに存在すると言われているが、地方の花街にも存在する。
  ４．浅草花柳界とは別の存在ではる「振袖さん」と呼ばれる、酒席に華を添える職業が存在する。
  
  
  ◇アクセス◇
  銀座線浅草駅を降りて、雷門前の出口を出る。
  雷門を潜り、仲見世通りを真っ直ぐ進むと浅草寺。
  浅草寺の裏は、「観音裏」や「奥浅草」と呼ばれるエリアで、浅草見番や料亭街が存在する。
  
  
  
  ◇日本舞踏流派◇
  藤間流
  西川流
  
  
  ◇主な催し物◇（調査中）
  
  • 2月
  • 節分（お化け）
  • 5月
  • 三社祭
  • ※悠々亭（不定期開催で行われる浅草見番を料亭と見立てた一般開放されたお座敷）
  
  
  ◇動画紹介◇
  浅草の観光案内動画。
  仲見世の歴史など、意外と知られていない情報が豊富に収録されている。
  
  
  
  ◇関連書籍◇
  
  
  いつでも今がいちばん。 (いきいきと、90歳の浅草芸者)
  浅草 ゆう子
  ゆう子姐さんに初めてお会いしたのは92歳の時（2014年）でしたが、人生でお会いした最も元気な92歳でした。本には希少な戦前の記録が含まれているので、花街の歴史を知るのに大変参考になりました。
  
  
  
  お座敷遊び～浅草花街　芸者の粋をどう愉しむか～ (光文社新書)
  浅原 須美
  著者様が浅草花柳界をインタビューしてきた貴重な情報。その中でもお座敷遊びていうテーマに特化してまとめられています。戦前からの情報も含まれているので花柳界の歴史を調べるのにもご利用いただけます。